Top >  概要 >  マナー向上キャンペーンと観戦マナー

マナー向上キャンペーンと観戦マナー

少し古い話ですが、2007年2月、北京オリンピックを来年に控え、北京市当局は市内でのマナー向上を促すため、市民に整列を呼びかける運動を行いました。
毎月11日をマナーの日とし、地下鉄のホームやバス停で割り込み乗車をする者に対し、市の職員が整列して乗車する指導を行ったのです。
しかし、このニュースは中国国外では話題になったのですが、中国国内では全くといっていいほど報道もされませんでした。

中国の公共マナーの悪さは結構有名なものがあるようです。
中国の人が団体で海外旅行をする際、訪れた国の入国管理では割り込みを繰り返し行い、悪評が世界の至るところで立っているという本当の話があります。
北京市内でも、昔からの習慣のような感じで、バスは人が降りるより先に他人を押しのけてでも乗り込む、ということが常識?となっているみたいなんですよね。
ラッシュ時など外国人にはとてもじゃありませんが近づくこともできない状態です。

ただ、最近は少しずつではありますが、この悪い常識も変わりつつあるようですね。
マナー向上の張り紙が市内のいたる箇所にあるからか、地下鉄のホームでも電車を並んで待つことも見かけられるようです。
また、駅の窓口などでも割り込みをしないで並ぶ人が見受けられることが増えてきました。
少しずつですが、いい傾向は見られているようなのは良いことですね。


昨年8月から、北京オリンピックのテスト大会の位置づけとなる、プレオリンピックが開催されています。
来年の北京オリンピック本大会の競技場が実際に使用され、試合の進行やボランティア、報道の対応などすべて本番の『オリンピック仕様』で行われるものです。

このプレ五輪を通じて問題点として明らかになったのは、観客の観戦マナーについてです。

特に問題視されたのは、厳格な観戦マナーが必要なテニスです。
10月中旬に行われたプレ大会で、欧米を中心とした選手らが試合後に、口々に観客の観戦マナーの悪さについて触れたのです。
ゲーム中にもかかわらず観客席を移り歩く人が多く、試合が中断してしまう場面が幾度となくありました。
注意を促すアナウンスが英語と中国語で流れましたが、それが静まる気配はなかったといいます。
トスをあげる瞬間や試合の重要なポイントとなる場面で、携帯電話の着信音が鳴る、話し声は止まらない・・・という光景が見られたようです。

当然、テニス場でも、さまざまな働きかけはしていました。
大会前、あらかじめネットの公式サイトで、観戦マナーを記したものを公開していたし、当日の会場でも注意を促す場内アナウンスは行われていました。

それでもこのような事態になったわけですから、本番を控えてやや不安な点ではありますね。
中国が「スポーツ王国」となるには、"観戦する側の成熟"がまだまだ必要といえそうですね
今後の中国のスポーツ発展とも大きく関わる課題だと思います。

北京オリンピック開幕も少しずつ迫ってきました。
地元の方には更なるマナー向上に努めてほしいものですよね。

 <  前の記事 聖火トーチと聖火リレー  |  トップページ  |  次の記事 北京オリンピックの開催概要  > 


おすすめ
お役立ちリンク集